『しょぼい喫茶店の本』を読了した
たぶん、人生は自分の期待値で全てを縛られてそれが糧にもなって、鎖にもなってしまう。
もしかしたらきっと、大したことじゃないよって笑ってくれる人もいるのかもしれない。何気ない一歩だったり、出会いだったりが、思い掛けない人生を変えちゃうような何かを生んでいく。
つらいこと、しんどいことは、嬉しいことや楽しいことと比べると、実はそんなに大差ないしもしかしたら後者の方が多いのかもしれないけど、実際は、前者の方がダメージとして残ってしまうから、避けられないけど、嫌になってしまうんだ。
自分がこうだと思っていたことって、もしかしたら儚いのかもしれないし、実は大きな間違いなのかもしれない。けれど、たしかにそこにそんな空間があって、それが良いんだって認めてくれるものさえたしかに存在していれば、お金とか、社会とか、いろんなこともへっちゃらになってしまうのかもしれないな。
失敗はしんどいものだと思う。でも、その失敗も許容可能になるか、そうならないかは心の持ちよう次第。じゃあそんな心はどうゲットするの?それは間違いなくその "居場所" づくりにある。人は何か心落ち着く場所やもの、自分が大切にしたい形がそこにあるから故、なんでも頑張れるってそう信じたい。
少し前に生ハム原木のツイートが話題になった。あれもある意味では同様で、嫌なことがあっても、
「まあウチに帰ったら生ハム原木があるからいっか」
そうへらって笑っていられるようなもの、失わないで居たいなあってまた改めて痛感したものです。