カプチーノ現象

内向的自己回帰型排斥主義OL

今日も良い天気だよ

nbcuni-music.com

 

南條愛乃という声優が好きで、毎日のように聴いているし、ライブにも縁さえあれば必ず行くようにしてるくらい好きなひと、尊敬している人の一人なんだけど、

 

歌のメロディアスな点とか、透き通った高音の華やかさとか、歌の点で色々あるんだけど、彼女の理念というか、考え方というか、世界観のつくりかたについて様々な好きな部分があるんだって話です。

 

社会っていろんなことがあって、いろんな人がいて、いろんな大変なこととか、悩みとか、そういったエトセトラがあるなかで、我々はそんなものたちに押しつぶされそうになることがあるんだよね。

 

そんな時、その小さくて、儚くて、一見誰にも目に留められないようなものを、みつけてくれて、同じ目線で触れてくれて、一緒に、「そんな日もあるよ」って笑って茶化してくれたり、一緒に泣いてくれるような親近感がある。

 

彼女が5周年記念で発売した「THE MEMORIES APARTMENT」というアルバム、今まで歌った曲ひとつひとつに命を吹き込んで、曲たちが1つのアパートに住んでいて、そこにこのアルバムを買った人が入居するというコンセプトのもとに発売されている。

 

アルバムのタイトルにもなっている楽曲、『THE MEMORIES APARTMENT』でも、今までの曲のイメージに合ったような歌詞がちりばめられているんだけど、やっぱりそこもいろんな気持ちがあるなかでの一つで、一つ一つの気持ちに寄り添う感覚がしっかりと伝わってくるから、依存度がハチャメチャに高い。

 

"ねえキミと出会えたこと ありがとうが溢れてくるんだ
悲しいこと淋しいこと はんぶんこにわけましょう
そういつもここに居るよ 辛い時は帰っておいでよ
どんな時だって キミに笑っていて欲しいんだよ"

 

彼女がライブの後半で絶対に言うこの言葉が大好きで、

 

『今日もいろんな人の協力があって、いろんなEn(円-縁)があって、無事にこのライブを開催できました。私もこれからも頑張ってまたライブできるようにするので、みんなも頑張ろうね』

 

結局、人は個別に存在して生きているから、在るところを離れたら、離れ離れになるし、人それぞれ頑張らないといけないこと、つらいこと、淋しいこと、いっぱい出てくるかもしれないけれど、それでも、「いつか戻ってこれる場所」がある、つらい時は帰ってくればいいし、どんなに悪い天気でも、嫌なことがあっても、共有することで、笑いあうことで、 "今日もいい天気" になる。そういったコミュニティー。適切な距離感があるなかでも、どこか大切な部分でつながっているというそのEnが、ファンクラブのごきんじょさんみんなに浸透しているし、そんなかいちょーが素敵だから、平和になるんじゃないかなと思う。いろんな人がいるなかでも、自分らしく、他人には優しく、でも、自分にはもっと優しく。

 

それでも、自分の大切にしたいもの、プロフェッショナルにしているものは、妥協しないで、厳しく自分を持って芯がある。

 

そういった人間を体現している彼女が本当に尊いし、好きだし、尊敬している数少ない人間のひとりです。ありがとう。